皆さんこんにちは。忙しいこともあり、少しブログの更新をサボっていました。

今日は2018年10月28日に受験した「TOEIC Listening & Reading Test」の結果が返ってきたのでそれを公表したいと思います。

テスト結果

Lestening:285(58%)

Reading:245(49%)

合計:530

 

550ぐらいを予想していたので、予想より少し悪い程度ですね。2012年に受験した同テストの結果が

Lestening:305(32%)

Reading:155(31%)

合計:460

 

だったので、Listeningがほぼ変わらず、Readingが大幅アップというところでしょうか。感想としては「こんなもんかな」でした。制限時間終了時に25問程度残しており、かつそれらを適当にマークしなかったのでReadingの点数が悪いのは納得のいくところです。

 

私の傾向として「極めてテストが苦手」というものがあります。制限時間がある問題にはめっぽう弱く、大学受験にしても実力どおりの学校に行くことは叶いませんでした。受験社会においてはテストに弱いというのは致命的ですね。

 

しかしながら、言語は極めて反射的なスキルを要するものでもあるので、「限られた時間内で(自分なりの)正解を導く」というのは重要なスキルだと思います。なのでこのテスト結果を真摯に受け止め、次回にトライしたいと思います。

 

勉強の仕方を変えるべきか?

結論から言うと変える必要ないと思っています。私が日々実践しているPROGRIT英語学習メソッドを続けて、めでたく一年が経過しましたが日々英語の実力が蓄えられていくの感じています。

最近はNative Campのオンライン英会話でも自身の言いたいことを言えないことは25分間で1~2度程度に減ってきており、そのような場合であっても、出てこない単語をオンラインでチェックすることでそれなりに文章を組み立てることができるようになってきました。

リスニングについても英語教師の言っていることが全くわからないということはほぼなくなり、たまにわからないことがあると「Could you repeat your question again?」と一度お願いして再度聞けば十分に理解できるようになりました。

 

唯一問題があるとすればReadingでしょうか。現在ラダーシリーズのLevel5を学習しつつも、自身の仕事に関係する英語のビジネス書を好んで読んでいます。理由はラダーシリーズで興味のある本をほとんど読破してしまったからです。なのでビジネス本の英語版を読んでいますが、内容がよくわからないことがたまにあります。また、読む速度がまだ遅く、このスピードではTOEICのReadingセクションを受講した時に最後まで終わらないのは明白でしょう。なので今後の課題はそのあたりです。

 

次回のTOEIC受験

次回は2019年の4月の終わり頃に受験したいと思っています。5月に米国出張があるので

、それまでにはOver 600でありたいと思っています。そして英会話においては日常会話では完全に困らない状態を作っていこうと思います。  

ラダーシリーズ Level 4「Leonardo da Vinci A Mind on the Move」完読しました

みなさんこんにちは。

 

ラダーシリーズ Level 4「Leonardo da Vinci A Mind on the Move 」をプレ多読で完了しました。本日はその感想を書きたいと思います。

Leonardo da Vinci A Mind on the Move レオナルド・ダ・ヴィンチ ラダーシリーズ

Leonardo da Vinci A Mind on the Move レオナルド・ダ・ヴィンチ ラダーシリーズ

 

 

以前も書きましたが、私はプレ多読はiPad minを使ってkindleで行うので紙の本は使いません。最近はLevel5のものを好んで読んでいましたが、以前買って途中で読むのをやめていた同書に改めて挑戦することにします。ちなみになぜ読むのを途中でやめたかと言うと、下記の1, 2がその原因です。

 

読んでみた感想(英語学習視点)

タイトルから分かるとおりレオナルド・ダ・ビンチの生涯について書かれています。率直な感想としては非常に読みにくかったです。読みにくい理由は、

  1. 人名や地名などが英語ではなく発音できないので印象に残らないこと
  2. アートの技法や科学技術の専門用語が多く出てきて、辞書無しでストーリーの要点を押さえることができない

でしょうか。

 

1. はどうでもいいことに思われるかもしれませんが、私はこのことは文章を読む際にはそれなりに重要だと思っています。英語学習でよく言われることに「発音できないものは読めないし話せない」があります。

ここからは私の推測も入りますが、「発音できる」ということは「それについてイメージとして捉えられている」と言い換えれると思います。英語学習は脳内のイメージと、英語の音や文字を紐づけていく作業に他なりませんが、対象となる単語を「発音」できないと「読む」ことができず、脳内イメージが形成されないようです。

「地名なんだから当たり前だろ」と思われるかもしれませんが、例えば「京都」と聞いて多くの日本人が神社仏閣や古い町並みを思い出すように、地名や人名であってもイメージを持てるかどうかはその単語を理解する上で非常に重要だと思います。それが非常にやりにくいヨーロッパの人名、地名が大量に出てくると非常に苦戦します。

 

2. にも苦労しました。「なめし革」や「遠近技法」「投石機」など普通に英語学習していればまずお目にかからないであろう単語がオンパレードでした。これはダビンチが天才で多くの分野で秀でた業績を残したことと関連しており、まさにレオナルド・ダ・ビンチの伝記だから苦しむ問題と思われます。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなどの伝記の場合は、政治用語や当時の差別用語などの理解に苦戦しましたが、それでも特定の分野の単語に過ぎません。モーツアルトの伝記もそうでした。妙な角度から改めてダビンチの多才ぶりを痛感しました。

 

読んでみた感想(内容視点)

 

上述のとおり、レオナルド・ダ・ビンチの多才ぶりを改めて認識しました。ダビンチがアートの分野のみならず、自然科学や建築にも造形が深かったこと。彼の残したノートには原始的なヘリコプターなど、当時としては非常に先進的なアイデアが残されていたことは知っていましたが、

  • そのノートの数が実に数千ページに及ぶこと
  • そのノートは日記も兼ねており、日々の雑感や実験結果についても言及されていること
  • そのノートの1/3程度は世界中に散らばっており、まだ発見されていないこと

 

などを知ることができました。更には彼は若いころ非常にハンサムだったこと。『最後の晩餐』がすでにオリジナル足り得ないほど修復を重ねていることなども知りました。

伝記物を読むと毎回思いますが、新たな発見があり非常に面白いですね。

 

自身のプレ多読成長度について

Level4だったせいもあるかもしれませんがそれなりに苦労せず、かつ早いペースで読むことができました。専門用語が多かったので辞書を引く頻度は高かったですが、内容はすんなり理解できました。もはやLevel4は私の体に馴染んでいるかもしれません。

先日の記事TOEICを受験したことを書きましたが、その時はリーディングセクションが最後まで終わりませんでした。なので今後は自身をLevel5になじませつつも、より早く読む訓練をしていきたいと思っています。

 

精読の強化を図ることにしました

こんにちは。

 

日々英語の勉強をしていますが、どうも読むのが苦手です。以前よりは早く、かつ理解度も深まったつもりなのですが、リーディングにおいてはTOEICで言う500~600を点さまよっている気がします。

 

精読と多読

この悶々とした心情を打破図すべく「精読」を強化することにしました。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法によると、「精読」と「多読」は完全に異なっていて、

 

「精読」:文章を構文で分解しつつ、意味をしっかりと取りながら読み進めていくトレーニン

「多読」:意味理解はは60%でいいので、英文のリズムに乗り全体をすばやく読み進めていくトレーニン

 

精読と多読は将来的には統合され「精多読」というレベルに達するようです。私の場合Penguin ReadersやLadderシリーズをひたすら読んでいるので、多読には慣れているのですが、考えてい見れば精読をしっかりとやったことがありませんでした。なので試しにここを鍛えてみて何が起こるかを実感してみたいと思います。ちなみに精読は集中してやれば2~3ヶ月で終了するらしく、そこまで時間を掛けるトレーニングではないようです。

 

精読に使う教材

精読に使う教材は難し過ぎず、かつ簡単すぎない自分の英語レベルに合ったものが良いようです。本屋に行っていろいろ検討しましたが、大学入試(センター~中堅私立)レベルの長文問題が今の私にはもっとも合っているような気がしましたので、そこから探しました。

大学入試用の長文問題は

  • 短すぎず長すぎない
  • レベル感がちょうどいい
  • 美しく正しい英語で記載されている

という部分が私の学習レベルにピッタリだと思いました。いろいんな参考書を検討したのですが以下を選ぶことにしました。 

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス(1 標準レベル) (.)

大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス(1 標準レベル) (.)

 

 なぜこれが気に入ったのかと言うと

  1. 入試に頻出の最新のテーマが取り扱われている
  2. 解説が細やか
  3. ネイティブの音声データがおまけでついてくる(ダウンロード)
  4. シリーズが3冊あり、全部やるにはそれなりに努力を要する
  5. 筆者がTOEICで満点を獲得している

という理由からです。

特に3.は他の参考書にはあまりなかったので惹かれました。大学入試の参考書ながら音読の重要性を説いているところなど、使える英語を押しているところが気に入りました。

 

やってみた感想

既に2問ほどやってみましたがそれなりに難しいです。私は学生時代英語があまり得意ではありませんでしたが、英語に慣れた今やってもすべての意味を一回の精読で理解することはできませんでした。2~3回程度読んでようやく80%の理解といったところでしょうか。精読のトレーニング的には1回じっくり読んで、100%理解できるというのが理想なのかも知れませんが、知らない単語も多くそれらを類推しながら読んで理解しようとするのは結構な難易度です。

文章の長さはちょうどいい~ちょっと長いという程度でしょうか。今の私のレベルであれば全部読むのにそこまでの疲労感はありません。文体は新聞などでよく見る論調ベースなので、Webのニュースよりはちょっと硬くかつ小難しい言い回しをします。ただ、英語の文法としては素直な印象です。

黙読による精読を3回、その後音読1回+シャドウイング1回のセットを3ターンやるような進め方をしています。見慣れない単語がちらほらでるので、音読がやや難しいです。シャドウイングは私はいつもTEDをベースにトレーニングしているので、むしろ優しく感じる程度です。

 

まだ効果のほどはわかりませんが、1~2ヶ月程度継続してみてまたこのブログでお知らせしたいと思います。

2018年10月28日のTOEIC Listening & Reading Testを受験してきました

皆さんこんにちは。

本日は以前予告したTOEIC Listening & Reading Testの受験日でした。

 

久しぶりにTOEICを受験した感想

以前TOEICを受験したのはかれこれ10年以上前でしょうか。その間TOEICがどう変わったのか正直わかりませんが、久しぶりに受験してみるととにかく新鮮な感想を懐きました。と同時に、とにかく集中して英語に向き合ったので非常に疲れました…終わった後はぐったりです。。

 

受験日の過ごし方~会場まで

私の試験会場は秋葉原。広いカンファレンスルームの4Fでした。毎回こういう広い試験会場だといいなーと思うほど新しくキレイ。受講者もひと部屋に200~250名程度いるように見えましたが、広々スペースで狭苦しい感じはしませんでした。

朝はいつもの時間に起床して朝食を取った後で、30分間シャドーイングのレッスン。その後身支度をして会場に向かい、行きの電車の中でTOEICの問題集をさらっと見つつ、銀フレをさらっと複数。会場に着いたのは試験開始の35分前でした。

トイレに行って着席した後は解答シートのA面に名前やら、TOEICのアンケートやらを書いて一息。やたらあくびが出たのでマインドフルネスの呼吸法で脳をリフレッシュしてリラックスして開始を待っていました。

 

肝心の結果は??

ご存知のとおりTOEIC Listening & Reading Testはリスニングパートとリーディングパートで構成されています。リスニングパートの理解度は60%というところでしょうか。正解がハッキリとわかるところも多かったのですが、知らない単語が出てくるとそれに捕らわれてわからなくなってしまうこともたまにありました。リーディングパートのデキはこれまた60%ぐらい。じっくり読むとわかる問題ばかりでしたが、時間がかかってしまい25問は答えられませんでした。時間内に終わらないことは想定していましたが、やや残問が多かったかと思いました。でも私の速読力だとこんなもんかなと思ったことも事実です。残り2分で残問をテキトーにマークしようかと思いましたが、私の受験目的は現在の英語レベルを正確に測ることなので、意味ないと思ってやめました。

多分520~550点ぐらいじゃないかと思います。

 

TOEICの問題を振り返って

帰りの電車の中でTOEICで出題された問題を自分なりに振り返ってみましたが、改めて以下の特徴に気づきました。

  1. 日常的な出来事を題材としており実用性が高い
  2. 難しい単語はほぼ出てこない
  3. 全体の文脈を理解しているかに重きがおかれている
  4. 選択肢は素直に考えたものが正解

一つずつ分析してみましょう。

 

1. 日常的な出来事を題材としており実用性が高い

出題される問題はビジネスメールや契約書、お店の広告、SNSのやり取りなどいずれも日常的なシーンで出てくるものばかりで非常に実用的です。英語圏の人が日常的に触れるものばかりなのでその内容をちゃんと理解できているのかを問うており、「よくできているな」と思いました。

 

2. 難しい単語はほぼ出てこない

(時間はかかりましたが)読めない英文はほぼありませんでした。思い返して見れば意味がわからない単語は1~2個であとは馴染みのあるものばかりです。ここからあまり難解な単語を覚えることに意味がないことがわかりました。

 

3. 全体の文脈を理解しているかに重きがおかれている

解答の選択肢には細かいことを聞いているものはほとんど無く、「全体を通してない蝶を理解している?」が問われていました。このことから、細かいことにこだわらずスピード感をもって全体を把握することの重要性を実感しました。

 

4. 選択肢は素直に考えたものが正解

これはおそらくですが、正解の選択肢は多くの人が考えて正解と思うものであり、ひっかけ問題に相当するものはないのではないかと思います。普通の人が英語圏で不自由なく生活して行くために必要な能力を測る試験なので、深く考えずに「そりゃそうだろ」と思う選択肢を選べばいいのではないかということです。

 

最後に

今回おそらく試験の結果はそこまで良いものではないと思います。しかしながら受験対策をせずにTOEICに立ち向かいそれなりに試験に対応できたこと。そして改めてTOEIC試験の有用性を認識でき、英語レベルを測るためのモノサシとしてこれを信じる気になれました。

*1

これからも英語学習を継続していきたいと思います。

*1:ただし英会話は別ですよ

ラダーシリーズ Level 5「The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan 」完読しました

みなさんこんにちは。

 

ラダーシリーズ Level 5「The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan 」をプレ多読で完了しました。本日はその感想を書きたいと思います。

日本事情―政治・外交・社会編 The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan (ラダーシリーズ Level 5)

日本事情―政治・外交・社会編 The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan (ラダーシリーズ Level 5)

  • 作者: 山久瀬洋二,ダニエル・ワーリナ
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はプレ多読はiPad minを使ってkindleで行うので紙の本は使いません。ラダーシリーズのkindle版は書籍版よりも数が少ないので選別にいつも悩みます。私の英語レベルから考えると、Level3~4ぐらいがベターだと思っていたので、Level5の同書はなかなか食指が動かなかったのですが、Level4の興味のあるkindle版はすべて読みきってしまったので、ある意味しかたなく同書を読むことにしました。

 

読んでみた感想(英語学習視点)

結論からいうと非常に面白かったです。この手の本は「海外の方は日本をどう見ているのか?」という視点で読むことになりますが、中立な気持ちで日本に対する見方を理解することができました。本が書かれたのは多分(出版時期から遡ると)2010年ぐらいで、その時の日本の世相に焦点があたっています。

政治-外交-社会とテーマ感が広く、特に政治では非常にマニアックな単語が出てくるのでそのパートは非常に苦労しました。そこだけ読んでいると「この本はまだ自分には早かったか…」とすら思ってしまいますが、社会のパートは「日本のおやじの話」「アラサーって?」みたいなテーマを扱うので、そこまで難しい単語が出ることも、また背景を知っているということもあり、すんなりと理解することができました。

逆に政治パートでは『自由民主党』とか英語では絶対に考えないであろう単語が出現し、「なるほど、そういうのか!」と一人で納得してしまいました。

 

読んでみた感想(内容視点)

私はもちろん英語学習目的で読んだのですが、スラスラ読めて「あれ、もう終わり」と思ってしまうほど内容が濃かったです。扱われているテーマ、特に社会パートは

など、日本語で書いてあったも興味をそそられるものばかりです。外交パートでも

  • 日本とアメリカはどういう関係なの?
  • 日本と韓国の仲ってどうなの?

など、「海外の人はそのテーマについてどう見ているのか?」という視点で読むことができたので非常に勉強になりました。もちろん筆者の視点に大きく影響を受けていることは百も承知ですが、日本人が日本人のみで議論を交わしている以上のインサイトはあると思います。

 

自身のプレ多読成長度について

以前はLevel4シリーズでもテーマによってはかなり読むのがきつかったのですが、今回は比較的スラスラ読めました。もちろんわからない単語はkindleの辞書を使用しているのですが、背景が既知なこともあり7~8割理解した状態で完読することができました。

最近プレ多読の読書利用を増やしているせいか、英文の理解が早くなった気がします。細かいレベル(=精読レベル)いうと意味の捕え違いはあるかも知れませんが、文章の大意は掴めた状態で読み進められている感覚を持っています。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法 によると「英文の流れに乗るのが大事」とありますが、多分その感覚に近くなってきているのだと思います。まあ読むスピードはまだまだ遅いですが…*1

*1:今度WPMを計ってみようと思います

銀フレもはじめました

皆さんこんにちは。

私が単語暗記に金フレを使用していることは既に書きました。

 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

これに加えて銀フレもやり始めたので、これに関する感想を書きたいと思います。

 

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

銀フレとは?

銀フレは金フレの簡単なverと紹介されています。TOEICのスコアとしては500点以下の人を対象にしているとのことです。私も買って読んでみましたが、多くは金フレをやっている人であれば、それ以前に知っているべきとされている単語が収録されている気がします。

 

金フレは感覚的には収録単語の半分ぐらいは知りませんでしたが、銀フレは1/5程度知らない単語がある感覚です。ちなみに私のTOEICスコアは500点ぐらいだと思います。

金フレと銀フレでは20~30%程度かぶりがあります。ただしフレーズは近フレと銀フレで別のものが収録されています。

 

金フレ → 銀フレ で学習している意図

PRODRITのコンサルからは「金フレやれば語彙力は十分」と説明を受けましたが、英語多読をしているとしばしば知らない単語にぶつかります。Captive(捕虜)やDiabetes(糖尿病)は別にわからなくてもいいと達観していますが、結構頻出する単語でもまだ馴染んでいない単語があることに気づきました。私の場合はAfford(余裕がある)やgrateful(感謝する)などがそうでした。

 

「このタイミングで復習しとくのもいいかもな」と思ったので、銀フレを買って金フレと合わせて読むようになりました。学習方法は金フレと同じで、

  • まずはアプリで音声を聞く(本一冊を5周ぐらいする)
  • その後、音声と合わせて例文を読む(本一冊を3周ぐらいする)
  • その後、本だけで例文を音読(これをエンドレスで繰り返す)

という感じです。

金フレも銀フレも、左のページに英文が書いてあり、単語の部分がブランクになっいます。そして対応する右のページに単語とその意味、発音記号や品詞が書いてあるので、まずは左だけ読んで、右で答えわせするといった流れです。慣れてくると例文が馴染んでくるので、答え合わせなしで例文を音読できるようになります。

学習時間は金フレ20分(100例文)、銀フレ20分(100例文)が私のルーチンです。「英単語は朝が一番よく記憶に残る」と何かで見たので、朝の通勤時間にやっています。

 

*1

 

やってみた効果

銀フレをやってみるとわかりますが、意外と知っている単語も例文で出されると正解できず、答えを見て「こういう文で使うのか」と新発見があることもしばしばです。感覚的には1/20程度の例文でそのような発見がありました。

 

 

このまま金フレ+銀フレの学習を1年程度続けて、「もう完全に覚えちゃった」となれば津ぢにDUO3.0に移ろうかと思っています。が、以前DUO3.0をやった時は掲載単語がマニアック過ぎてついていけませんでした…なので、自分のレベルをどれぐらい上げればDUO3.0に移れるのかが今の私の興味です。

*1:夜やって寝たほうがその後脳内整理が行われて記憶に残るという人もいます

TED「Grit: The power of passion and perseverance」のシャドウイングをした感想

皆さんこんにちは。

私が英語の学習(シャドウイング)にTEDを利用していることは前に書きましたが、これまでに私がシャドウイングに使ったTEDプレゼンについてその感想を書きたいと思います。今回は有名な「Grit」です。

 

www.ted.com

 

Grit: The power of passion and perseverance」の内容

Gritは一時期流行った思想ですが、「やり抜く力」を意味します。明確な定義はまだされていないっぽいのですが、ざっくり説明すると、IQが良い子供が成功するわけではなく、物事をやりきる力を持った子供が成功する傾向がある、ということを証明しようとしておりその姿勢や思想を総称して『Grit』と呼ぶそうです。

日本の教育では得てして「我慢すること、継続することの大切さ」を教えますが、それをもっと科学的にアプローチし、メソッド化しようとしているように思えます。内容的には日本人の私からするとすんなり受け入れられ、「そりゃそうだろ」という内容が多いのですが、西洋の方から見ると新鮮なのかも知れません。

Gritの研究者は「やり抜く力を育てるにはどうすればよいのか?」を追求しているようですが、まだあまりそのメカニズムについて解明されていないようで、現状では臨床実験の結果「やり抜く力が高い人は社会的に成功しやすいようだ」という統計的な結果に言及するに留まっています。

 

シャドウイングをした感想

PROGRITのコンサルにはじめてシャドウイングの課題として与えられたのがこの「Grit」でした。PROGRIT自体もこの「Grit」に強くインスパイアされているようで、そもそも社名にその文字が入っています。PROGRITに入学した生徒はすべからくこの動画のシャドウイングをやらされるようで、入学した生徒に「やり抜く力の重要性を理解してほしい」という意図もあるのかも知れません。

 

肝心の中身はというと、プレゼンターのAngela Lee Duckworthさんの発話が明瞭で、スピードも早くもなく遅くもない塩梅なのでシャドウイング教材としては非常に良かったと思います。早口なプレゼンターの場合、言おうとしたことを冒頭でやめてしまい、違うことをいったりするので英語のスクリプトと音声が一致しないこともよくあるのですが、このプレゼンはほぼ一致していました。英語のビギナーからするとこの部分は非常に助かりました。

*1

 

長さも5分程度なので、シャドウイングをやり切る達成感を得やすいという点でも良教材だと思いました。唯一の欠点はGritの研究結果が中途半端なことでしょうか…内容も惹きつけられるので、中途半端で終わったのが余計にストレスでした(笑)

 

シャドウイングの効果

最初のシャドウイングレーニングの教材だったので、とにかく苦戦したことを覚えています。30sec程度のセンテンスを読むのにもまったく刃が立たず、何度も挫折しかけました。今となってはいい想い出ですが、当時は「本当にこれがスラスラ発話できるようになるのだろうか…」と絶望感を覚えたものです。

 

完了するのに6週間程度かかりましたが、終わった後には中学生レベルの英語テキストであれば詰まらずいい感じで音読できるようになっていました。とはいえ6週間ぐらいのシャドウイングでは十分に効果を実感することはできず、次のプレゼンに進んだ時もやっぱり苦戦していました。

 

そもそもシャドウイングは効果は高いものの、自分のものにするには非常に時間がかかるトレーニングなので6週間ぐらいだとできなくて当たり前なのですが、上達を実感したい身としては果てしなく遠い道のりに思えたものです。これからシャドウイングを初められる皆さんも同じことを感じると思いますが、あまりネガティブにならないことをおすすめします。

*2

*1:当時は意識しませんでしたが、音声とスクリプトが異なるプレゼンに遭遇した時に非常に苦戦しました

*2:多分なると思いますが(笑)