多読に最適な本とは?
みなさんこんにちは。
今回は私がやっている英語の基礎学習ルーチンのうち「多読」について説明したいと思います。ちなみに基礎学習ルーチンは以下のとおりです。
- 単語学習
- シャドウイング
- 多読
- 瞬間英作文
英語脳を作る多読
英語の多読については昔からその有効性がフィーチャーされているので、いまさら説明するまでもないかもしれませんが、一般的には100万語の英文を読むことを推奨されるようです。以下は有名な多読推奨サイトSSSです。
英語多読の効果については多くのネット記事があるので参考にされると良いかと思います。私もこの英語多読について賛成で、PROGRITのコンサルからも勧められたのでやっています。
2018年7月現在で30~40万語程度の読書量ですが、最近英語のドキュメントを読むのが辛いと思わなくなってきました。概要を掴む程度であれば英語であっても問題なくなったのは自分の中で大きな進歩です。
読む時間は30分/日で、だいたい20日かけて一冊読み終わる程度のスピードです。一度WPMを計りましたが120~140ぐらいと、日本人の平均ちょい早いぐらいでした。PROGRITのコンサルからは「もっと早く読め」といわれましたが、そのうち早くなるだろうと考え、あまり読むスピードは意識していません。
何を読むべきか?
英語多読学習をする上で一番悩むのは「何を読めばいいのか?」ということではないでしょうか?答えを最初にいってしまうと、自分のレベルに合っていれば何でもいいようです。
が、しかしこの「自分に合っていれば」という判断が意外に難しく、英字新聞にしてもWeb記事にしても今の自分のレベルにベストでマッチする教材になかなか出会えない(もしくはわからない)という問題がつきまといます。
いろいろ試した結果、私は以下のラダーシリーズを読むことで収まりました。
ラダーシリーズは多読を中心とした英語学習のために最適な本で、Level毎に使用されている単語数が明確に決まっており、ある程度自分のレベルに応じて読む本を選択するこができます。値段は400~1,200円程度なので、リーズナブルかどうかは判断の分かれるところですが、私は1年で10冊ほど購入しました。
中には読んでみるとLevelは簡単なのにさっぱり理解できないものや、まったく興味がわかず読んでる途中で寝てしまうものなどありましたが、そのような場合は途中で読むのをやめ、再度読みたくなった時に読むことで購入した本をすべて読破してきました。
私の場合は現在Level3~4で心地よく読める感じです。しかし物語が嫌いなので物語はLevel2でも難しくなかなか読み切ることはできません。
苦手な本は読まなくてもOK?
私はこれについては問題ないと思っています。確かにいろんな種類の本を読めたほうが英語の知識ベースもバランスよく伸びそうですが、読み辛い本は今の自分のレベルに合ってないのでどんどん違う本に変えちゃっていいのではないかと思います。
私は伝記物が好きなので以下の本を読んできました。
- ガンジー・ストーリー The Gandhi Story (ラダーシリーズ Level 1)
- The Mozart Story モーツァルト・ストーリー (ラダーシリーズ Level 2)
- マイケル・ジャクソン・ストーリー The Michael Jackson Story (ラダーシリーズ Level 3)
- ビートルズ・ストーリー The Beatles' Story (ラダーシリーズ Level 4)
上からLevel1~4と並んでいますが、私にとってはLevel2のモーツァルトはLeve4のビートルズよりも難しかったです。それは私はビートルズが好きで、ある程度彼らに対するバックグランドも知ってたということもありましたし、モーツァルトは昔のヨーロッパの地名や人名が非常に発音しにくく覚えづらいという要因もありました。つまりは自身の(現状の)知識や興味に左右され難易度が変化するということです。
ちなみに、モーツァルトは途中で読むのをやめてしまいましたが、3ヶ月後に再度トライしてみたらサラッと読めました。おそらく私の英語読解力が上がり、細かい単語に捕らわれなくなったのだと思います。
英語多読は読書に慣れていない人には特にツライ練習ですが、英語を読まずして話せるようになる人はまずいないと思いますし、現代においては英語でネットのドキュメントを探せるようになることはすごくアドバンテージがあるので、かならずやったほうがいいと思います。