ラダーシリーズ Level 4「Leonardo da Vinci A Mind on the Move」完読しました

みなさんこんにちは。

 

ラダーシリーズ Level 4「Leonardo da Vinci A Mind on the Move 」をプレ多読で完了しました。本日はその感想を書きたいと思います。

Leonardo da Vinci A Mind on the Move レオナルド・ダ・ヴィンチ ラダーシリーズ

Leonardo da Vinci A Mind on the Move レオナルド・ダ・ヴィンチ ラダーシリーズ

 

 

以前も書きましたが、私はプレ多読はiPad minを使ってkindleで行うので紙の本は使いません。最近はLevel5のものを好んで読んでいましたが、以前買って途中で読むのをやめていた同書に改めて挑戦することにします。ちなみになぜ読むのを途中でやめたかと言うと、下記の1, 2がその原因です。

 

読んでみた感想(英語学習視点)

タイトルから分かるとおりレオナルド・ダ・ビンチの生涯について書かれています。率直な感想としては非常に読みにくかったです。読みにくい理由は、

  1. 人名や地名などが英語ではなく発音できないので印象に残らないこと
  2. アートの技法や科学技術の専門用語が多く出てきて、辞書無しでストーリーの要点を押さえることができない

でしょうか。

 

1. はどうでもいいことに思われるかもしれませんが、私はこのことは文章を読む際にはそれなりに重要だと思っています。英語学習でよく言われることに「発音できないものは読めないし話せない」があります。

ここからは私の推測も入りますが、「発音できる」ということは「それについてイメージとして捉えられている」と言い換えれると思います。英語学習は脳内のイメージと、英語の音や文字を紐づけていく作業に他なりませんが、対象となる単語を「発音」できないと「読む」ことができず、脳内イメージが形成されないようです。

「地名なんだから当たり前だろ」と思われるかもしれませんが、例えば「京都」と聞いて多くの日本人が神社仏閣や古い町並みを思い出すように、地名や人名であってもイメージを持てるかどうかはその単語を理解する上で非常に重要だと思います。それが非常にやりにくいヨーロッパの人名、地名が大量に出てくると非常に苦戦します。

 

2. にも苦労しました。「なめし革」や「遠近技法」「投石機」など普通に英語学習していればまずお目にかからないであろう単語がオンパレードでした。これはダビンチが天才で多くの分野で秀でた業績を残したことと関連しており、まさにレオナルド・ダ・ビンチの伝記だから苦しむ問題と思われます。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアなどの伝記の場合は、政治用語や当時の差別用語などの理解に苦戦しましたが、それでも特定の分野の単語に過ぎません。モーツアルトの伝記もそうでした。妙な角度から改めてダビンチの多才ぶりを痛感しました。

 

読んでみた感想(内容視点)

 

上述のとおり、レオナルド・ダ・ビンチの多才ぶりを改めて認識しました。ダビンチがアートの分野のみならず、自然科学や建築にも造形が深かったこと。彼の残したノートには原始的なヘリコプターなど、当時としては非常に先進的なアイデアが残されていたことは知っていましたが、

  • そのノートの数が実に数千ページに及ぶこと
  • そのノートは日記も兼ねており、日々の雑感や実験結果についても言及されていること
  • そのノートの1/3程度は世界中に散らばっており、まだ発見されていないこと

 

などを知ることができました。更には彼は若いころ非常にハンサムだったこと。『最後の晩餐』がすでにオリジナル足り得ないほど修復を重ねていることなども知りました。

伝記物を読むと毎回思いますが、新たな発見があり非常に面白いですね。

 

自身のプレ多読成長度について

Level4だったせいもあるかもしれませんがそれなりに苦労せず、かつ早いペースで読むことができました。専門用語が多かったので辞書を引く頻度は高かったですが、内容はすんなり理解できました。もはやLevel4は私の体に馴染んでいるかもしれません。

先日の記事TOEICを受験したことを書きましたが、その時はリーディングセクションが最後まで終わりませんでした。なので今後は自身をLevel5になじませつつも、より早く読む訓練をしていきたいと思っています。