英単語を暗記する意義と正しい学習方法

今回は私がやっている英語の基礎学習ルーチンのうち「単語学習」について説明したいと思います。ちなみに基礎学習ルーチンは以下のとおりです。

 

単語本は自分のレベルに合っていれば何でも良い

 私がやっている単語学習は以下の書籍に書いてあることを暗記するだけです。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

ベストセラーのTOEIC単語帳なのでご存知の方も多いと思います。単語暗記、いわゆるボキャブラリーの強化で大事なのは以下だと思います。

  1. 利用頻度の多いものを優先的に覚える
  2. その単語が活用されるシーンも込みで覚える

 

1.は言うまでもないと思います。じゃあこの金フレ単語帳が最も高頻度で使われる単語が収録されているのか?というとそうでもないと思います。単語の学習をやっていて私が思うのは、「単語帳は一冊では終わらない」ということです。それこそ書店に行けば、『最頻出単語◯◯』みたいな書籍に溢れていますが、その中からどの書籍を選ぶなどに基準はないのではないかと思います。おそらくですが、「いろんな単語を自分のレベルに合わせて覚える」という無難な回答にたどり着くと思います。

 

TOEICの単語帳を選んだのはPROGRITのコンサルが勧めたからですが、これはあながち間違っていないと思います。TOEICについてはビジネス界隈で「あまり意味ない」「TOEICを崇拝しているのは日本だけだ」という意見もありますが、私はその人の英語の技量を計るにはそれなりの効果はあると思っています。その上で、TOEICの頻出単語を学習するのは意味があるとも思っています。

 

多分ですが、この本の単語を完全にマスターしてしまった後は私はまた別の単語本を覚えようとすると思います。それこそDUO3.0に行くかもしれません。このように自分の学習フェーズに応じて自分に合った単語本を選択していくことが大事なのだと思います。自分の英語力がまだまだだと思うなら、高校受験の単語本を選択するのも良いでしょう。例えば以下などです。

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語ターゲット1800 三訂版

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語ターゲット1800 三訂版

 

 

その単語が使われるシュチュエーションごと学習する

おそらく単語学習で大事なのは2.で、実際にその単語が使われるシーンごと暗記することだと思います。「暗記する」というと無機質な感覚を覚えますが、要はその単語を使うことが正しいシュチュエーションごと学習するということですね。例えばconduct survey の "conduct" ですが、「surveyの場合は動詞としてconductを使うのがより適切」ということ込みで覚えてしまうのです。具体的には単語本に書いてある例文をしっかり音読し、そのフレーズごと覚えてしまうということです。この視点に立った場合、よくある単語だけを4択で見せて「どれが正解?」と問う単語アプリは本当に意味がないと思います。

*1

 

日本語 → 英語 で覚える

これも重要だと思います。単語学習をしていると最終的には英語→日本語、日本語→英語のどちらの順番でも単語が出てくるようになるらしいのですが、私のように最終的にビジネス英会話をGOALにするのであれば、自分が考えたことを英語化する能力は重要になってくるので、日本語→英語で英単語を覚えるほうがより効果を実感できるというのはあります。

でも私も最初は英語→日本語で単語を覚え、ある程度覚え終わったら日本語→英語に移行しました。これはちょっと確証ないですが、この順番で覚えたほうがより記憶に定着するような気がします。以前私も英単語暗記アプリを使っていましたが、掛けた時間の割にはあまり記憶に定着しなかったのでやめてしまいました。

 

実は私の尊敬する以下の本によると、単語の暗記はTOEIC500点レベルに達するまでは特に個別に行わなくてもよいそうです。他の学習を行っている過程でTOEIC500点レベルの単語は自然と身につくとのことでした。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

それを信じて単語の学習を全く行わないのも良いかとは思いますが、私自身は早く身のある会話をしたいので単語の学習時間を確保しています。

 

ちなみに単語学習は英語の多読を行う上で学習をサポートしてくれるので、他の学習を強化するための学習として役に立つ部分が多い気がしています。私のGOALである英会話においては、単語本で学習した英単語が必ずしも役に立っているかというそうでもないです。

*1:英語学習の取っ掛かりには有効かもしれませんが