ラダーシリーズ Level 5「The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan 」完読しました

みなさんこんにちは。

 

ラダーシリーズ Level 5「The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan 」をプレ多読で完了しました。本日はその感想を書きたいと思います。

日本事情―政治・外交・社会編 The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan (ラダーシリーズ Level 5)

日本事情―政治・外交・社会編 The Politics, Diplomacy Issues and Society of Japan (ラダーシリーズ Level 5)

  • 作者: 山久瀬洋二,ダニエル・ワーリナ
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はプレ多読はiPad minを使ってkindleで行うので紙の本は使いません。ラダーシリーズのkindle版は書籍版よりも数が少ないので選別にいつも悩みます。私の英語レベルから考えると、Level3~4ぐらいがベターだと思っていたので、Level5の同書はなかなか食指が動かなかったのですが、Level4の興味のあるkindle版はすべて読みきってしまったので、ある意味しかたなく同書を読むことにしました。

 

読んでみた感想(英語学習視点)

結論からいうと非常に面白かったです。この手の本は「海外の方は日本をどう見ているのか?」という視点で読むことになりますが、中立な気持ちで日本に対する見方を理解することができました。本が書かれたのは多分(出版時期から遡ると)2010年ぐらいで、その時の日本の世相に焦点があたっています。

政治-外交-社会とテーマ感が広く、特に政治では非常にマニアックな単語が出てくるのでそのパートは非常に苦労しました。そこだけ読んでいると「この本はまだ自分には早かったか…」とすら思ってしまいますが、社会のパートは「日本のおやじの話」「アラサーって?」みたいなテーマを扱うので、そこまで難しい単語が出ることも、また背景を知っているということもあり、すんなりと理解することができました。

逆に政治パートでは『自由民主党』とか英語では絶対に考えないであろう単語が出現し、「なるほど、そういうのか!」と一人で納得してしまいました。

 

読んでみた感想(内容視点)

私はもちろん英語学習目的で読んだのですが、スラスラ読めて「あれ、もう終わり」と思ってしまうほど内容が濃かったです。扱われているテーマ、特に社会パートは

など、日本語で書いてあったも興味をそそられるものばかりです。外交パートでも

  • 日本とアメリカはどういう関係なの?
  • 日本と韓国の仲ってどうなの?

など、「海外の人はそのテーマについてどう見ているのか?」という視点で読むことができたので非常に勉強になりました。もちろん筆者の視点に大きく影響を受けていることは百も承知ですが、日本人が日本人のみで議論を交わしている以上のインサイトはあると思います。

 

自身のプレ多読成長度について

以前はLevel4シリーズでもテーマによってはかなり読むのがきつかったのですが、今回は比較的スラスラ読めました。もちろんわからない単語はkindleの辞書を使用しているのですが、背景が既知なこともあり7~8割理解した状態で完読することができました。

最近プレ多読の読書利用を増やしているせいか、英文の理解が早くなった気がします。細かいレベル(=精読レベル)いうと意味の捕え違いはあるかも知れませんが、文章の大意は掴めた状態で読み進められている感覚を持っています。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法 によると「英文の流れに乗るのが大事」とありますが、多分その感覚に近くなってきているのだと思います。まあ読むスピードはまだまだ遅いですが…*1

*1:今度WPMを計ってみようと思います