英会話学習の強い味方「瞬間英作文」

今回は私がやっている英語の基礎学習ルーチンのうち「瞬間英作文」について説明したいと思います。ちなみに基礎学習ルーチンは以下のとおりです。

 

脳内に英語回路を作る

瞬間英作文は短い日本語聴いてそれを瞬間的に英語に直す訓練のことです。日本語の文章は①「私は彼の兄です」など簡単なものから始めて、②「昨日は雨だったので、一日中家にいました」などやや難しいものに移り、最終的には③「君は練習しないでピアノを上手くなれないのを悟らないとダメだよ」など非常に高度で長い文も瞬間的に英作できることを目指します。

 

こう書くと簡単そうに聞こえますが、これがめっちゃ難しい作業で、①は皆さん当然わかると思いますが、②でも「え?どう言えばいいのかな?」と思いますし、③など慣れない人には検討もつかないのではないかと思います。

 

この瞬間英作文は以下の書籍で強く推奨されている勉強方法で、非常に効果があります。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

英会話においては当然ながら「言いたいことが言える」というのが非常に重要です。大学まで英語を勉強した人であっても、外国人を前にすると言いたいことの10%も言えないというのはよくあることですが、この瞬間英作文を繰り返すことで、だんだんと言いたいことが(稚拙な語彙ですが)言えるようになってきます。

 

大切なのは回数

瞬間英作文をやる上でもっとも大切なのはこなす回数です。この訓練の目的は脳内に英語の回路を作ることなので、日本語で思ったことをパッと英語で言えるようにならないとダメで、そのためには果てしない反復練習をしなければなりません。

 

「どのぐらいの回数やればいいの?」という質問が来そうですが、私の例でいうと、100センテンス/日を毎回やっています。そしてこの訓練はおそらく英語が上達してもやめることはないと思います。そのぐらい続けないと(多分)英語の回路はできません。

 

PROGRITのコンサルからは「③の文章が『I'm hungry』と同じレベルでパッと出るようにならないとダメ 」と言われました。それを言われた当初は「そんなのできるようになるのか?」とさえ思いましたが、今は(まだ2~3秒はかかるものの)それなりに口をついて出てくるようになりました。

 

それって記憶しているんじゃないの?

瞬間英作文をやっていてたまに思うのは「何回もやったから覚えちゃったかも」ということです。瞬間英作文は英語の文法構造回路を脳内に作る訓練なので、フレーズごと覚えてしまっては意味がなくなってしまいます。なので瞬間英作文はなるべく大量の問題文(日本語)にあたるほうが覚えてしまうリスクを減らせます。私の場合は1,700の例文にあたっているので、完全に覚えてしまうリスクはかなり軽減されていると思います。

 

瞬間英作文のトレーニングはスマホのアプリでやるのがおすすめです。これについては次の記事で紹介します。

海外ドラマを使った英語学習

皆さんこんにちは。本日は海外ドラマによる英語学習について私なりの見解を書かせていただきます。

 

海外ドラマを使った英語学習

英会話のインプットとして英語のドラマがいいといわれています。ドラマがインプットに良いのはそのドラマの中で「会話」が繰り広げられているからです。Aさんが話しているのをBさんが聞き、それに返答する…これはリアルな会話そのものであり、それらを通して「こういう場合はこういうんだ」という具体的なケースを学ぶことができます。

ちなみにドラマを見る場合は英語音声、日本語字幕で良いかと思っています。そいうかそれが最適だと思います。上述したとおり「こういう場合はこういうんだ」というケースを学ぶ場と捉えた場合、そのシーンの意味を正確に捉える必要がありますが、それは母国語でないとなかなかピンとないと思うからです。

私も英語学習の初期は英語音声、英語字幕で海外アニメを見ていましたが、そのシーンの正確な意味が取れず、内容が理解できずに面白くないという現象が発生しました。2ヶ月ぐらいそのスタイルでやったのですが、せいぜい映像から「多分今こういうことが繰り広げられているんだな」と類推できるぐらいで、よっぽど映像に魅力がないと続けて見ることができませんでした。

 

英語学習に最適なドラマとは?

じゃあ英会話学習にあどういうドラマが良いんだ?という話になりますが、これは自分のレベルに合ったもの、という回答になると思います。英語の基礎ができていない人が医療ドラマなど専門用語がバリバリ出てくるドラマを見てもまったくついていけないでしょう。

ただ、自分のレベルに合っているからといっても、興味のないものは見ないほうがいいです。私も初期段階で自分のレベルに合っているからという理由で、幼児向けの海外アニメを見て勉強しようと思いましたが、内容が(自分にとってくだらなさ過ぎて)見るのが苦痛でした。なのでベストなのは、

  1. 自分の英語レベルに合っている
  2. 自分が興味が持てる

この1,2を満たすものでしょう。しかしながらこの条件を満たすコンテンツを探すのは非常に難しく、なかなか出会うことができません。

 

英語学習にはNetflixがオススメ

私は以前から Amazon Prime Video を契約していたのですが、英語学習目的でNetflixも契約しました。Amazon Prime Videoの問題点は英語字幕がないことです。上記で「英語音声、日本語字幕で良い」と書きましたが、自身の英語レベルが上がってきて発話内容が英語で聴き取れるようになったら、段階的に英語字幕に切り替えるのがおすすめです。海外ドラマの場合、日本語訳は意訳されていることが多いので、字幕と自身の訳にズレがあることもあります。お決まりのフレーズなどをマスターした時点で英語字幕に切り変えれば英語を英語のままで腹落ちさせる訓練になると思います。

Amazon Prime Videoは英語字幕がないのですがNetflixはあります*1。なので、英語が上級になってきたらNetflixも検討してみてください。

 

私が過去に見た学習教材

ここでは私が過去に見た学習教材を紹介します。いずれもNetflixの番組です。

 

幼児向けの番組でEテレみたいなやつです。簡単な英単語を何度も繰り返して発話しながら物語が進んでいくので、日常的な単語を覚えることができます。ただ、幼児向け番組なので歌や踊りのくだりが多く、見ているとちょっとイライラします(笑)

 

定番のトーマスです。トーマス自体は好きなので見るのは苦痛ではなかったのですが、以外にナレーションの下りが多く会話が少ないため、やや会話の練習に欠けるかと思い継続的に見ることはしませんでした。

 

Netflixのオリジナルアニメで、しまじろうみたいな感じです。英語も簡単なので入りには最適だったのですが、内容が(大人の私には)面白くなく、10話ぐらいでギブアップしました。

 

最も続いたのがこれです。スーパーマンバットマンの次世代の若いヒーローたちの成長物語を描いた子供向けアニメです。意外と世界観などしっかりしており大人でも楽しめました。ただ、スラングっぽい表現が多く学習初期段階では混乱したりもしました。

 

私の英語学習も順調に進み、今はもっと大人向きの海外ドラマで英語学習をやっています。そちらは内容がとっても面白いので毎回見るのが楽しみです。その話についてまた別の記事で紹介させていただきます。

*1:物によってはありませんが

多読に最適な本とは?

みなさんこんにちは。

 

今回は私がやっている英語の基礎学習ルーチンのうち「多読」について説明したいと思います。ちなみに基礎学習ルーチンは以下のとおりです。

 

英語脳を作る多読

英語の多読については昔からその有効性がフィーチャーされているので、いまさら説明するまでもないかもしれませんが、一般的には100万語の英文を読むことを推奨されるようです。以下は有名な多読推奨サイトSSSです。

www.seg.co.jp

 

英語多読の効果については多くのネット記事があるので参考にされると良いかと思います。私もこの英語多読について賛成で、PROGRITのコンサルからも勧められたのでやっています。

 

2018年7月現在で30~40万語程度の読書量ですが、最近英語のドキュメントを読むのが辛いと思わなくなってきました。概要を掴む程度であれば英語であっても問題なくなったのは自分の中で大きな進歩です。

読む時間は30分/日で、だいたい20日かけて一冊読み終わる程度のスピードです。一度WPMを計りましたが120~140ぐらいと、日本人の平均ちょい早いぐらいでした。PROGRITのコンサルからは「もっと早く読め」といわれましたが、そのうち早くなるだろうと考え、あまり読むスピードは意識していません。

 

*1

 

何を読むべきか?

英語多読学習をする上で一番悩むのは「何を読めばいいのか?」ということではないでしょうか?答えを最初にいってしまうと、自分のレベルに合っていれば何でもいいようです。

が、しかしこの「自分に合っていれば」という判断が意外に難しく、英字新聞にしてもWeb記事にしても今の自分のレベルにベストでマッチする教材になかなか出会えない(もしくはわからない)という問題がつきまといます。

いろいろ試した結果、私は以下のラダーシリーズを読むことで収まりました。

www.ibcpub.co.jp

 

ラダーシリーズは多読を中心とした英語学習のために最適な本で、Level毎に使用されている単語数が明確に決まっており、ある程度自分のレベルに応じて読む本を選択するこができます。値段は400~1,200円程度なので、リーズナブルかどうかは判断の分かれるところですが、私は1年で10冊ほど購入しました。

 

中には読んでみるとLevelは簡単なのにさっぱり理解できないものや、まったく興味がわかず読んでる途中で寝てしまうものなどありましたが、そのような場合は途中で読むのをやめ、再度読みたくなった時に読むことで購入した本をすべて読破してきました。

*2

 

私の場合は現在Level3~4で心地よく読める感じです。しかし物語が嫌いなので物語はLevel2でも難しくなかなか読み切ることはできません。

 

苦手な本は読まなくてもOK?

私はこれについては問題ないと思っています。確かにいろんな種類の本を読めたほうが英語の知識ベースもバランスよく伸びそうですが、読み辛い本は今の自分のレベルに合ってないのでどんどん違う本に変えちゃっていいのではないかと思います。

私は伝記物が好きなので以下の本を読んできました。

 

 上からLevel1~4と並んでいますが、私にとってはLevel2のモーツァルトはLeve4のビートルズよりも難しかったです。それは私はビートルズが好きで、ある程度彼らに対するバックグランドも知ってたということもありましたし、モーツァルトは昔のヨーロッパの地名や人名が非常に発音しにくく覚えづらいという要因もありました。つまりは自身の(現状の)知識や興味に左右され難易度が変化するということです。

ちなみに、モーツァルトは途中で読むのをやめてしまいましたが、3ヶ月後に再度トライしてみたらサラッと読めました。おそらく私の英語読解力が上がり、細かい単語に捕らわれなくなったのだと思います。

 

英語多読は読書に慣れていない人には特にツライ練習ですが、英語を読まずして話せるようになる人はまずいないと思いますし、現代においては英語でネットのドキュメントを探せるようになることはすごくアドバンテージがあるので、かならずやったほうがいいと思います。

*1:余談ですが、私は英語を早く読めるようになりたくて英語の速読教室にも入門しました。その結果については別の記事で紹介します

*2:まだ数冊読めていない本もありますが…

英単語を暗記する意義と正しい学習方法

今回は私がやっている英語の基礎学習ルーチンのうち「単語学習」について説明したいと思います。ちなみに基礎学習ルーチンは以下のとおりです。

 

単語本は自分のレベルに合っていれば何でも良い

 私がやっている単語学習は以下の書籍に書いてあることを暗記するだけです。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

ベストセラーのTOEIC単語帳なのでご存知の方も多いと思います。単語暗記、いわゆるボキャブラリーの強化で大事なのは以下だと思います。

  1. 利用頻度の多いものを優先的に覚える
  2. その単語が活用されるシーンも込みで覚える

 

1.は言うまでもないと思います。じゃあこの金フレ単語帳が最も高頻度で使われる単語が収録されているのか?というとそうでもないと思います。単語の学習をやっていて私が思うのは、「単語帳は一冊では終わらない」ということです。それこそ書店に行けば、『最頻出単語◯◯』みたいな書籍に溢れていますが、その中からどの書籍を選ぶなどに基準はないのではないかと思います。おそらくですが、「いろんな単語を自分のレベルに合わせて覚える」という無難な回答にたどり着くと思います。

 

TOEICの単語帳を選んだのはPROGRITのコンサルが勧めたからですが、これはあながち間違っていないと思います。TOEICについてはビジネス界隈で「あまり意味ない」「TOEICを崇拝しているのは日本だけだ」という意見もありますが、私はその人の英語の技量を計るにはそれなりの効果はあると思っています。その上で、TOEICの頻出単語を学習するのは意味があるとも思っています。

 

多分ですが、この本の単語を完全にマスターしてしまった後は私はまた別の単語本を覚えようとすると思います。それこそDUO3.0に行くかもしれません。このように自分の学習フェーズに応じて自分に合った単語本を選択していくことが大事なのだと思います。自分の英語力がまだまだだと思うなら、高校受験の単語本を選択するのも良いでしょう。例えば以下などです。

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語ターゲット1800 三訂版

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語ターゲット1800 三訂版

 

 

その単語が使われるシュチュエーションごと学習する

おそらく単語学習で大事なのは2.で、実際にその単語が使われるシーンごと暗記することだと思います。「暗記する」というと無機質な感覚を覚えますが、要はその単語を使うことが正しいシュチュエーションごと学習するということですね。例えばconduct survey の "conduct" ですが、「surveyの場合は動詞としてconductを使うのがより適切」ということ込みで覚えてしまうのです。具体的には単語本に書いてある例文をしっかり音読し、そのフレーズごと覚えてしまうということです。この視点に立った場合、よくある単語だけを4択で見せて「どれが正解?」と問う単語アプリは本当に意味がないと思います。

*1

 

日本語 → 英語 で覚える

これも重要だと思います。単語学習をしていると最終的には英語→日本語、日本語→英語のどちらの順番でも単語が出てくるようになるらしいのですが、私のように最終的にビジネス英会話をGOALにするのであれば、自分が考えたことを英語化する能力は重要になってくるので、日本語→英語で英単語を覚えるほうがより効果を実感できるというのはあります。

でも私も最初は英語→日本語で単語を覚え、ある程度覚え終わったら日本語→英語に移行しました。これはちょっと確証ないですが、この順番で覚えたほうがより記憶に定着するような気がします。以前私も英単語暗記アプリを使っていましたが、掛けた時間の割にはあまり記憶に定着しなかったのでやめてしまいました。

 

実は私の尊敬する以下の本によると、単語の暗記はTOEIC500点レベルに達するまでは特に個別に行わなくてもよいそうです。他の学習を行っている過程でTOEIC500点レベルの単語は自然と身につくとのことでした。

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

それを信じて単語の学習を全く行わないのも良いかとは思いますが、私自身は早く身のある会話をしたいので単語の学習時間を確保しています。

 

ちなみに単語学習は英語の多読を行う上で学習をサポートしてくれるので、他の学習を強化するための学習として役に立つ部分が多い気がしています。私のGOALである英会話においては、単語本で学習した英単語が必ずしも役に立っているかというそうでもないです。

*1:英語学習の取っ掛かりには有効かもしれませんが

英語学習を習慣化するまでの困難

PROGRITのプログラムを受講し始めてまず指導を受けたのは「英語学習を習慣化すること」でした。それと同時に「自身に合った英語学習プログラムの構築」についても指導が入りました。

 

  1. 英語学習を習慣化する
  2. 自身に合った英語学習プログラムを構築する

 

今思うとこれがPROGRITのサービスの全てといっても過言ではないのですが、そのときはそんなこともわからずアサインされたコンサルタントに人におまかせしていました。

 

まず、2.ですが主に以下を指導されました。ちなみに私の受講したコースは英会話コースです。(他にTOEICコースあり)

 

 

まずやったのは、400ページぐらいのぶ厚めの英文法テキストを渡されて「これを3回読んでください」ということでした。「え、3回ですか?」と思わず聞き返してしまいましたが、冷静に「はい」と答えられてしまいました(笑) 私もつられて冷静に「わかりました」と答えて2週間で3回読みましたがかなりきつかったです。

 

ちなみに渡れた本は以下です。

TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義

TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義

 

 

私を含めて多くの大卒の日本人は英語の文法についてはある程度マスターしていますので、目新しい発見はなかったものの細かい部分で「ああ、そうだったな」という箇所は多く、文法をやり直して良かったなとは思いました。

 

残りの学習メソッドについては1.を考慮しつつコンサルと相談しながら決めていきました。コンサルから「1日のうちどの時間でどの程度学習できるか?」という質問を受けました。私の場合は片道通勤時間が約1.5時間でほぼ座れるためその時間をまるまる学習に当てることができました。また、朝早めに出勤する習慣もあったので、出勤してからの30~60分と帰宅してからの30分を学習時間に当てることで1.が決定しました。

 

今思うと、PROGRITのコンサルでは複数の英語の基礎を鍛えるたメソッドを学習者の生活習慣にハメていくように促していた気がします。更にこれに学習者の性格も加味し細かく決めていくのだと思います。私の場合は元々何かを継続するのが得意だったので、単純に学習メソッドの中から効果的なものをPickupしてくれるだけで比較的すんなり決まりました。

 

1.を行う上で最も障害となったのは飲み会の存在です。サラリーマンであれば同僚やお仕事の関係者と食事をしたり飲んだりすることはそれなりにあると思いますが、これがあるおかげで非常に苦しみました。PROGRITからは「とにかく3ヶ月間は必ず学習ノルマを守ってくれ」といわれたので、夜遅くなったからといって「今日はお休み」というわけにはいきません。なので飲み会がある日は早く起きてノルマをこなしたり、なるべく飲み会や食事のお誘いを断るようにして3ヶ月感を過ごしました。

 

今は完全に学習する習慣が身についているので、飲み会があった日などは学習時間を少なめにすることもありますが、その3ヶ月間はきっちりとノルマをやりきったので本当にきつかったです。

*1

 

次回は2.の英語学習メソッドについて細かく説明しようと思います。もしかしたら小休止で別のトピックを挟むかもしれませんが。。

*1:正確にいうと、1月1日と風邪で高熱が出た2日間は学習をお休みしました

私の英語学習Bible

私が英語学習を行う上でBibleとしている書籍を紹介します。

 

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

 

 

この書籍は英語学習の方法を伝達することにフォーカスしており、まさに英語学習をする人にはうってつけの一冊です。この本を本格的に読んだのは2018年3月頃でしたが、自分が一生懸命構築した英語学習方法とこの本の内容を照らし合わせた時、「自分の学習方法は間違ってなかったんだな」と実感しました。

 

書籍の内容は他のブログやAmazonのレビューに譲りますが、ざっりいうと以下の主張をされています。

 

  • 「7日間で英語がペラペラに」など耳障りのいい英語学習には手を出すな
  • 英語学習にはいくつかのスキルをバランスよく伸ばすのが重要だ
  • 学習すべきスキルには順番があり、その順序を正しく行うことで学習効果が高まる
  • メソッドを守るのであれば教材は何でも良い
  • そのメソッドを保った上でちゃんと継続的に学習するのが一番の近道

 

こうやって文字で書いてみると「なるほど、確かにそのとおり!」と思うことばかりですが、実際にそれを行うとなると非常に迷います。やはり英語学習で最も難しく、かつ重要なのは「自分に合った学習メソッドを作り上げること」だと実感します。多くの英語学者はこの学習メソッドの構築の前に挫折してしまうのです。

 

つまりは、

 

英語学習に挫折する=学習メソッドの構築に失敗している

 

と定義づけられると思います。私のブログでも今後はここをメインテーマに語っていきたいと思います。

 

尚、上述の書籍は英語学習を志す人であれば一度は読んでおくことを勧めします。2005年10月初版発行の書籍ですが、その内容は今でも色褪せることはありません。多くのレビュー記事がネットに出ているので、書評はそちらに譲りますがとにかく現実的で厳しい内容がぎっしりと書かれています。

 

この本を読んで、私は自分の英語学習メソッドをどのように構築すべきかずいぶん考えました。そしてたどり着いた答えは、

  1. 効果的と言われるメソッドを行うこと
  2. それらを自分の生活スタイルに合わせて取り込むこと
  3. 最低2時間/日はやること

でした。

 

1.についてはPROGRITで指導を受けたメソッドを上記の書籍に照らし合わせて有効と思えるものを吟味しました。具体的には

です。

 

2.はすごく重要です。無理なく、かつ自分の生活習慣に合わせて学習計画を立てないと続きません。私の場合は電車の行き帰りの時間が1時間15分 * 2あったので、これを有効活用し、更には会社に早く出社する習慣もあったので、出社後~就業開始前30~45分を活用。そして帰宅後30分を英語学習に使うことで学習が定着しました。

*1

最初のうちは試行錯誤を繰り返し、自分の生活スタイルを微調整するなどしましたが、だいたい2週間程度で今の学習スタイルを構築することができました。

 

3.はPRODRITのコンサルタントから「はじめのうちは最低3時間、慣れてきても2時間は毎日学習しろ」との指導を受けていたので、学習計画を作るときに非常に意識ました。10ヶ月経過板今でも2.5~3時間は毎日英語学習に当てています。

 

英語学習成功の近道は正しい学習メソッドの構築に他なりません。そして構築された学習メソッドは自身の英語の熟練度(例えばTOEICスコアなど)によって変化させる必要があります。ちなみに英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法には自身の英語熟練度に応じた学習ロードマップも掲載されており、「TOEIC◯点レベルまではこの学習はしても意味ない」などのアドバイスも書かれています。

 

10ヶ月間学習を続けていても「自分はこの部分が弱いから、もっとこの勉強量を増やしたほうがいいかな?」とよく思いますが、そのこの本はそのような迷いが生じた時の羅針盤の役割をしてくれています。本当は身近に自分の英語学習を指導してくれる人がいて、「君はそろそろこの勉強を減らして、ここをもっと強化したほうがいい」などとアドバイスをくれるのがベストなのですが、ほとんどの人は自分自身でそこを判断する必要があります。

 

そしてその部分が英語学習で最も辛く、最も慎重に行わなければならないのだと思います。お金持ちの人なんかは、そこをお金で解決しているのでしょうか。そこについて正しく指導を受けることができれば、通常の1.5倍ぐらいのスピードで英語が身につくのかもしれませんね。

*1:土日祝日は平日より時間があるので、あまり決めずに空いた時間で英語学習をしています

挫折した英語学習教材たち

皆さんこんにちは。

本日はこれまで私が英語学習を始めようとして挫折してきた教材、及び勉強方法をご紹介します。予め断っておきますが、これらの教材には一切責任はなく、学習を行った私の活用方法がまずくて勉強が定着化しませんでした。教材にはいいものもあれば、「これはちょっと…」と思うものもありましたが、個人的な感想をフラットに書かせていただきます。

 

ラジオ ラジオ英会話 | 商品一覧| NHK出版

まず最初に取り組んだのがこれでした。初級のテキストを選択し購入しましたが2回ほど聴いてそのまま継続しませんでした。継続しなかった理由としては「内容に興味が持てなかった」というのがあります。日常会話主体のコンテンツなので簡単ではあるのですが、その分単調で面白くなかったことが続かなかった原因と見ています。

 

スピードラーニング公式|英会話教材

TVやラジオでも有名なスピードラーニングですがこれも続きませんでした… 「聞き流すだけで!」という甘い言葉に惹かれ始めてみたものの、当然それだけで英会話ができるようになるはずもなく、2週間程度でやめてしまいました。今だから思いますが、これはある程度会話ができ始めた人が、英語の感覚を忘れないように日々行うトレーニングとしてはそれなりに効果があると思います。

 

英語教材(英会話教材)のエブリデイイングリッシュ

スピードラーニングで挫折した私は「後発のこっちならスピードラーニングの欠点を補っているに違いない」と安易に考え購入しました(笑)。結果はというと、スピードラーニングと同じ程度の期間で挫折… ただ、当初の想定どおりスピードラーニングの欠点を補うように会話のシュチュエーションに幅を持たせるなどの工夫はありました。

 

最高の単語帳DUO 3.0【英語学習を始めるならこれ】

(イメージ的には)日本のインテリの間で流行っている英語学習方法です。「英語はボキャブラリーが命だ」という安易な発想のもとにやってみましたが、見たこともない単語がこれでもかと出てくるのと、例文が抽象的で難しかったことで、まったくなじまずに終了しました。感覚的にはTOEIC600点以上の人には効果のある学習方法だと思います。

 

オンラインの早朝英会話、スカイプ英会話なら『EnglishTalk』

2010年ぐらいに半年程度続きました。当時はWebブラウザではなくSkypeで会話するタイプでした。外国人との会話に慣れるという意味では効果ありましたが、初心者が闇雲にやっても言いたいことをほとんど言えず、「うー、あー」いってる間に受講時間の30分が終了するので「これ意味あるのかな?」と感じて2ヶ月ぐらいでやめてしまいました。

 

英語のポッドキャストを通勤時間に毎日聴く

これが一番続きました。いろいろ試しましたが最終的に落ち着いたのが以下です。

ポッドキャスト|English Upgrader+|TOEIC Program|IIBC

続いた決め手は

  • 英語 → 日本語の解説でレッスンが進む
  • ビジネスシーンでを想定した内容になっている
  • レッスンが5分程度と短い

でした。英語を学習する場合は「内容に興味が持てること」が最も重要だと言われますが本当にそうで、ビジネスマンの私には興味の持てる内容でした。この学習は2014~2016年まで続きましたが、「英会話ができる」という効果を実感できなかったのでこちらもやめてしまいました。

 

以上が私が2012~2016年で行っていた英語学習の内容です。今振り返ると上記の英語学習教材が悪いわけでなく、私の学習メソッドが悪かっただけなのだなと痛感しています。

 

次回は今私が行っている学習メソッドについて説明しようと思います。